噛み合わせ・歯ぎしり
噛み合わせセルフチェック
- 口が大きく開かない
- 口を開ける時に痛みがある
- 朝起きると顎周りに疲れたような違和感がある
- 治療した歯の詰め物や被せ物がよくとれる
- 奥歯で噛むとピリッと痛むことがある
- 歯が細くなりが痩せてきた
- 歯が短くなってきた
- 慢性的な肩こりに悩まされている
- 偏頭痛をよく繰り返している
※上記に3つ以上覚えのある方は噛み合わせに問題があるかもしれません。
噛み合わせ治療とは
噛み合わせ治療では、噛み合わせのズレを正しくすることで、様々な症状や不調を改善していくことを目的としています。ひとたび噛み合わせがずれると、人間の身体はそのズレを補正しようとして骨格の歪みにつながります。またこうした歪みは、自分ではなかなか気づくことができないため、原因不明の症状や不調に悩まされる患者さまも多くいらっしゃいます。
当院では、噛み合わせ治療を行う前に原因をしっかり把握し、ご納得いただける説明を行った上で治療を進めてまいります。
お口や顎周りの症状で気になることがありましたら、一度お気軽に当院へご相談ください。
噛み合わせによる主な症状・治療法
顎関節症
顎関節は耳の前方にある関節です。近年では日本人の2人に1人が顎関節症を経験するとも言われている身近な病気で、特に20歳~30歳代の女性に多く見られています。
顎関節症による主な症状
- 顎周りが痛い
- 口を大きく開けづらい
- 口を開けるとカクカクと音がする
- 肩こりや腰痛、耳の痛みやめまいの原因
顎関節症の治療法
それぞれ状態に合わせて、マウスピースの装着やお薬の服用、原因となるストレスや生活習慣の改善など適切な治療を行います。また、顎関節症はストレスが原因であることも多く、そうしたケースではマウスピースによる治療では根本的な改善にはなりません。精神的ストレスを解消するために、適度な運動をしたり、リラックスできる場所で緩和するなど、健やかな生活を心がけることが大切でしょう。
いずれにせよ、まずは原因がどこにあるのかを見極めることが重要です。根本的な原因をしっかりと把握し、症状に応じて顎関節に負担がいかないような噛み合わせをつくっていくことが必要となります。
歯ぎしり(ブラキシズム)
成人の10%前後が睡眠中に歯ぎしりをしているという報告もあります。
歯ぎしりは、睡眠中または日中に無意識のうちにしてしまっていることがほとんどです。上下の歯をギリギリとこすり合わせたり、強く歯を噛み締める食いしばり、上下の歯を小刻みにカチカチとするなどが挙げられます。
朝起きると顎が疲れていたり、歯がしみる(知覚過敏)などの症状が気になって歯医者に受診して初めて気づかれるという方も少なくありません。
歯ぎしりによる悪影響
- 歯がすり減る、折れる
- 歯の根の破折
- 顎関節症の悪化
- 歯周病の悪化
- 被せ物や詰め物が取れる、割れる
- 肩こり、腰痛、偏頭痛など体の不調
※いびきや「睡眠時無呼吸症候群」との関連性も報告されています。
歯ぎしりの治療法
歯ぎしりを防止するためのナイトガード(マウスピース)の作成や、患者さまの症状に合わせた予防法のご説明などを行い改善を図ります。